大分県中津市は「からあげの聖地」として知られています。
中津市にからあげ専門店が多いことには歴史的な背景も含めてさまざまな理由があります。
「戦後、政府の推進する食糧難対策の一環として、中津市内に多くの養鶏場が作られた」「旧満州から帰ってきた方々が中国で食べられていた鶏肉を使った料理を再現した」「お惣菜屋さんが販売していた揚げたてのからあげが評判となって取り扱うお店が増えた」などなど、いろんな要因によって現在の中津からあげがあります。
「中津からあげ」という名称は、中津市にはじめてからあげ専門店が登場した1970年(昭和45年)の7月に開店した森山からあげ店(現在の中津からあげ総本家もり山)が2003年(平成15年)に中津市大貞店をオープンした際に用いられたことがはじまりだとされています。
ひとくちに中津からあげと言っても店舗によって味付けはさまざま。全体的に共通する特徴としては、
○衣は薄くカリッとした食感
○中の鶏肉はジューシー
○鶏肉自体に味がしっかりとしみ込んでいる(醤油・ニンニク・ショウガなど)
僕もいろんなレシピを試してみましたが、奥さん子どもからも好評だったのは下記のレシピです。
調理時間は約25分
わが家のからあげレシピ
材料 2~3人分
・塩コショウ・・・少々
・片栗粉・・・適量
・酒・・・大さじ3
・ニンニク(チューブ)・・・3~4cm
・ショウガ(チューブ)・・・3~4cm
・ゴマ油・・・大さじ1/2
・豆板醤・・・小さじ1
作り方
①調理用ビニール袋の中に合わせ調味料を作る
②鶏肉の余分な脂身(黄色っぽい部分)を取り除き、一口大の大きさに切り、軽く塩コショウを降ってもむ
③鶏肉を合わせ調味料の入ったビニール袋に入れ、さらにもみこむ
④1時間ほど冷蔵庫でねかせる
⑤片栗粉をつけて、160~170℃の油で4~5分揚げる
⑥いったん油から取り出して5分ほどおく
余熱で火が通るので中がジューシーになります。また、この間に次の第2陣を挙げ始めてローテーションを組むとスムーズに多くの量のからあげが作れます。
⑦180℃の油で1分揚げて完成
二度揚げすることで、外はカリッと中はジューシーな中津からあげの特徴を再現できます。